くまがい内科・脳神経内科クリニック

予防接種

予防接種

ワクチン料金表
《任意接種》 《公費》
インフルエンザワクチン*1
3500円 2300円
肺炎球菌ワクチン 肺炎球菌23価(ニューモバックスNP)
8000円 3000円
肺炎球菌20価(プレベナー20)
12000円
風しんワクチン 乾燥弱毒生風しんワクチン*3
5000円
乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)*3
9000円 無料(市区町村への申請が必要)
新型コロナウイルスワクチン*2 コミナティ筋注シリンジ12歳以上用
15000円 未定(令和7年度)
帯状疱疹ワクチン 生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)*3
7000円 4000円
組換えワクチン(シングリックス)
22000円×2回 10000円×2回

随時お電話にて予約受付いたします。接種希望日の3日前までにご連絡ください。

当院は横浜市高齢者インフルエンザ予防接種・成人用肺炎球菌ワクチン予防接種・風しん第5期定期接種・新型コロナワクチン予防接種・帯状疱疹ワクチン予防接種協力医療機関です。

公費接種対象者、費用など詳細につきましては、横浜市ホームページにてご確認ください。


インフルエンザワクチン

肺炎球菌ワクチン

風しんワクチン

新型コロナウイルスワクチン

帯状疱疹ワクチン


接種不適当者

(1) 明らかに発熱(通常37.5℃以上)している人

(2) 重篤な急性疾患にかかっている人

(3) 過去にワクチンに含まれている成分でアナフィラキシーをおこしたことがある人

(4) その他、医師が予防接種を行うことが不適当な状態にあると判断した人など

予防接種後の注意

予防接種後の30分程度は、接種を受けた医療機関にそのまま留まるか、医師とすぐに連絡が取れるようにしておきます。接種部位に異常な反応が現れたり、体調に変化が生じたりしたような際は、速やかに医師の診察を受けましょう。

また、接種部位は清潔を保ち、接種後24時間以内は体調が変化する怖れがありますので、過激な運動や過ぎた飲酒は控えるようにしてください。



*1 10月上旬より13歳以上の方を対象に接種いたします(12月下旬まで)。

(接種対象者のご家族などで、13歳未満の方で接種ご希望の方はご相談ください。)

クリニック専用の予約サイトにて予約受付いたします。接種希望日の3日前までにご連絡ください。ワクチンの在庫状況によっては、当日接種も可能ですが、必ずお電話にてご確認ください。任意接種の方は問診票をダウンロードしてご記入し、お持ちいただけると待ち時間が短縮できます。(公費の方は、問診票はクリニックにて専用の用紙に記入していただきます。)


*2 10月上旬より12歳以上の方を対象に接種いたします(2月下旬まで)。

クリニック専用の予約サイトにて予約受付いたします。接種希望日の3日前までにご連絡ください。ワクチンの在庫状況によっては、当日接種も可能ですが、必ずお電話にてご確認ください。


*3 〈生ワクチン接種不適当者〉

(1) 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する人(先天性および後天性免疫不全状態の人:急性および慢性白血病、リンパ腫、骨髄やリンパ系に影響を与えるその他疾患、HIV感染または AIDS による免疫抑制状態、細胞性免疫不全など)

(2) 薬剤などによる治療を受けており、明らかに免疫抑制状態である人(副腎皮質ステロイド剤(プレドニゾロン等)、免疫抑制剤(シクロスポリン、タクロリムス、アザチオプリン等)使用中の人)

(3) 妊娠していることが明らかな人

(4) その他、明らかな発熱を呈している人や重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人など


帯状疱疹ワクチン比較

生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン) 組換えワクチン(シングリックス)
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種対象者 50歳以上 50歳以上の人
または、帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の人
接種回数 1回 皮下注射 2回 筋肉内注射
(2か月~6か月あけて)
発症予防効果 60歳以上で51.3% 50歳以上で97.2%
70歳以上で89.8%
帯状疱疹後神経痛(PHN)の発症予防 66.5% 88.8%
長期発症予防効果 7~8年で21~32% 10年でも80%以上
副反応 局所反応、発熱、水痘様発疹など 局所反応、発熱、筋肉痛、倦怠感、頭痛など
価格 自費:1回7000円
公費:1回4000円
自費:1回22000円(合計44000円)
公費:1回10000円(合計20000円)

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスへの感染による疾患で、発症すると38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気などの全身症状が現れます。併せて普通の風邪と同じように、喉の痛み、鼻水、せきなどの症状も見られます。

お子様では痙攣や中耳炎、稀には急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している方では肺炎を併発するなど、重症化するケースがあります。インフルエンザを予防する有効な手段の一つに、流行前のワクチン接種があります。

インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行します。ウイルスの流行を予測してワクチンが製造されるため、予防接種も毎年行う必要があります。予防接種後、免疫がつくまでに2週間程度かかります。

ワクチンの免疫効果は約5か月といわれており、日本では、インフルエンザが例年12月~翌3月頃に流行することを考えると、流行前の10月下旬~12月上旬までに接種を受けておくと効果的です。

肺炎球菌(肺炎)

肺炎とは、主に細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こす疾患です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスなどのために免疫力が落ちている時など、つまり感染力が防御力を上回った際に、病原微生物が上気道から下気道、そして肺にまで入り込んで感染し、肺炎になってしまうのです。

肺炎は日本人の死亡原因の上位を占めており、特に高齢者や慢性疾患を持っている方などは肺炎にかかりやすく、しかも治りにくい傾向にあります。

一般的に、肺炎のうち1/4から1/3は肺炎球菌によるものと考えられています。そのため、肺炎球菌ワクチンを接種することにより、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。

接種は、1年を通していつでも可能ですが、接種後5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがありますので、再接種を希望される方は、5年以上の間隔を空けてください。 また、以下に当てはまる方は、肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されております。

  • 5歳以上の方
  • 養護老人ホームや長期療養施設などに居住されている方
  • 慢性の持病をお持ちの方(COPD等の呼吸器疾患、糖尿病、慢性心不全、肝炎や肝硬変等の慢性肝疾患など)
  • そのほか(病気や免疫抑制療法のため感染症に罹りやすい状態にある方、脾臓摘出などによる脾臓機能不全のある方など)

風しん

風しんは、風しんウイルスによる感染症で、別名、三日はしかともいわれます。風しんウイルスに感染すると、約2~3週間の潜伏期間の後、発熱、首のうしろのリンパ節が腫れるなどの症状が現れます。その後、3~7日前後で発疹が現れます。また、せき、鼻汁、目が赤くなる(眼球結膜の充血)などの症状が見られることもあります。発疹が現れる数日前から出現後1週間が、感染力の強い期間です。一般的には、風しんウイルスに対する有効な治療はなく、症状を緩和する治療(対症療法)のみで、合併症の発症がなければ自然治癒をします。

妊娠中の女性が風しんに感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染し、耳が聞こえにくい、目が見えにくい、心臓に異常があるといった「先天性風しん症候群」になる可能性があります。そのため、女性は風しんワクチンの接種を行っている方が多いのです。しかし、男性は公的なワクチン接種の対象となっていなかったため、風しんにかかった夫から妊娠中の妻への感染が最も多くなっております。

また、近年、成人男性のワクチン未接種者を中心に、風しんの大流行が発生しました。そのため、公的なワクチンの接種がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性が公費による無料抗体検査(令和7年3月31日で終了)、予防接種の対象者として追加されました。 風しんの発症、流行を抑えるためにも、妊娠を希望される女性だけでなく、男性も風しんの発症を予防しましょう。

新型コロナウイルス

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症です。2019年12月に中国で初めて報告され、今もなお世界的な流行を見せています。

新型コロナウイルス感染症は、新型コロナウイルスの感染から1~14日(当初は平均約5日、オミクロン株では平均約2日)の潜伏期間ののち、発熱、鼻水、喉の痛み、せきなどの呼吸器症状や、嗅覚異常や味覚異常といった症状が現れます。また、感染者の一部は肺炎が悪化して酸素投与や集中治療室での人工呼吸管理が必要になることがあり、特に、高齢者や基礎疾患などがある人、一部の妊娠後期の人で重症化のリスクが高いといわれています。

新型コロナウイルスは発症の2日前から発症後5~10日間程度までは、ほかの人に感染させる可能性があるといわれています。特に、発症直前や直後がもっともウイルス排出量が多く、感染のリスクが高まるため、流行期間中は症状の有無にかかわらず3密(密閉・密集・密接)や、飲酒を伴う懇親会のように感染リスクが高まる場面を避けることが大切です。また、新型コロナウイルスのワクチンが接種可能であり、新型コロナウイルス感染症の発症や重症化を予防する効果が報告されています。

ワクチン接種の普及とウイルス自体の弱毒化によって重症化率、死亡率とも大幅に下がっていますが、罹患後症状(疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下など)に悩まされ、生活に支障をきたすことがあります。

帯状疱疹

帯状疱疹の原因は、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で起こります。このウイルスは、初めて感染すると水ぼうそうを発症しますが、治った後も長い間体内(脊髄後根神経節)に潜んでおります。その後、加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが再び活動、増殖し、神経に沿って移動、皮膚に到達し帯状疱疹を発症します。

症状は、神経の流れに沿って現れることから、体の左右どちらかに帯状にみられます。帯状疱疹になると、痛みにより日常生活に支障をきたすことがあります。また、50歳以上の方では約2割の方が皮膚の症状が治まった後も長期間にわたって痛みが続く後遺症(帯状疱疹後神経痛)を残します。

また、帯状疱疹は一度発症したら二度とならないわけではなく、約6%の割合で繰り返し発症することがあります。 帯状疱疹ワクチンを接種することにより、発症を抑え、また、帯状疱疹後神経痛の発症も減少させることができます。

予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむという報告があります。

抗ウイルス薬により、帯状疱疹の治療はよくなっておりますが、それでも治療が長引くケースや治った後にも長期間、痛みが残るケースが少なくありません。帯状疱疹が治った後に後遺症として痛みなどの症状が残ると、日常生活に支障をきたすことがあるため、できれば帯状疱疹の発症を予防し、発症してしまった場合には早めに治療を開始することが重要です。

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【診療科目】内科・脳神経内科